一社)県設備設計事務所協会はこのほど、3回目のZEB施設見学会を
実施した。今回は4月に発生した熊本地震の被災者支援目的もあり、熊本に工場のある
森松工業㈱熊本工場と玉田工業㈱九州工場を見学、災害時、水確保のための貯水施設を
中心に見て回った。ステンレスタンク等の製造メーカーである森松工業の、貯水機能付給水管は地上設置型で、緊急遮断弁付タンク等も揃え、断水初期の水確保に熊本県内では既に21基の実績がある。
又、地下タンクや防水水槽の設計・製造メーカーの玉田工業の貯水機能付給水管
「アクアインピット」は、水道直結式で、貯水タンクと違い水が滞留しないなどの特長がある。視察を終えた事業委員会担当理事は、「災害はいつ起こるかわからない。避難場所となる防災拠点において断水初期の水確保の重要性を、機会があるごとに施主に説明し、
このような設備を導入普及につなげたい。」と話した。(建設新聞より)
玉田工業㈱九州工場にて(2)