(一社)鹿児島県設備設計事務所協会は、平成29年8月4日に県立鹿児島工業高校(田代裕一郎校長)にて田代校長が部会長を務める鹿児島県高等学校教育研究会工業部会より要請のあった建築系教職員に対する「実技講習会」に講師を派遣し「実技研修会」を開催しました。
県内の建築系コースの教職員15名に参加いただき「世界で一番くわしい建築設備03」をテキストに(一社)長崎県設備設計事務所協会の濵谷雄二会長が講師を務め、「建築設備の基本」「建築設備の重要性」「エネルギーシステム」「環境配慮」について10:00から16:00迄、判り易く時にはユーモアを交えての講習会が実施されました。
以前は県内の工業系高校に設備コースが設置されている高校もあり、多くの卒業生が設備業界で活躍されています。現在は県内の高校に設備コースはなく、我々設備設計業界のみならず管工事・空調工事・電気工事等関連業界より設備コース設置待望の機運の高まりを機に設備コース復活の一翼を担う為の一歩を踏み出した「実技研修会」でした。
当協会、植村会長は「県内の高校生が設備業界に魅力を感じ一人でも多くの卒業生が進路選択を視野に入れて貰える様に今後も全面的に協力したい」との挨拶もあり今後の活動も約束されました。
実技研修会に参加された教職員の皆さんが高校生に建築設備の魅力を伝えて貰う為には定期的な研修会の開催が望まれます。
(報告:藤元担当理事)