「適正報酬で従事へ県設備設計協会総会」
県設備設計事務所協会(植村直哉会長)は10月27日、鹿児島市のパレスイン鹿児島で2017年度定時総会を開いた。国土交通省が業務報酬の見直しに向けた検討委員会を設置したことを受け、日本設備設計事務所協会連合会(日設連)と協力して改善に取り組んでいくことで一致した。
議事では、田中義人副会長(タナカ設備事務所)を議長に選出。新年度の事業方針など審議した。
09年に改正された業務報酬基準では、類型の偏りがあった反省を踏まえ、日設連は検討委員会を設置し、アンケート段階からきっちりと対応する構え。県協会では、体制に協力をしていく。
植村会長(アイケン設備設計)は「業界や地域の発展のため、適正な報酬で従事することは最優先課題。一致団結して取り組みたい」と話した。
総会終了後、会員大会が開かれ、関係者ら約180人が出席。鹿児島大学地域防災教育研究センター大噴火検討委員会交通ワーキンググループの三田和朗主査が「大噴火に備えよ!桜島に近い現代都市の危機」と題して講演を行った。
(鹿児島建設新聞より)
月別過去のお知らせ: 2017年10月
(一社)鹿児島県設備設計事務所協会は、平成29年8月4日に県立鹿児島工業高校(田代裕一郎校長)にて田代校長が部会長を務める鹿児島県高等学校教育研究会工業部会より要請のあった建築系教職員に対する「実技講習会」に講師を派遣し「実技研修会」を開催しました。
県内の建築系コースの教職員15名に参加いただき「世界で一番くわしい建築設備03」をテキストに(一社)長崎県設備設計事務所協会の濵谷雄二会長が講師を務め、「建築設備の基本」「建築設備の重要性」「エネルギーシステム」「環境配慮」について10:00から16:00迄、判り易く時にはユーモアを交えての講習会が実施されました。
以前は県内の工業系高校に設備コースが設置されている高校もあり、多くの卒業生が設備業界で活躍されています。現在は県内の高校に設備コースはなく、我々設備設計業界のみならず管工事・空調工事・電気工事等関連業界より設備コース設置待望の機運の高まりを機に設備コース復活の一翼を担う為の一歩を踏み出した「実技研修会」でした。
当協会、植村会長は「県内の高校生が設備業界に魅力を感じ一人でも多くの卒業生が進路選択を視野に入れて貰える様に今後も全面的に協力したい」との挨拶もあり今後の活動も約束されました。
実技研修会に参加された教職員の皆さんが高校生に建築設備の魅力を伝えて貰う為には定期的な研修会の開催が望まれます。
(報告:藤元担当理事)